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ギンザ・コマツ賞の実現日記
「絆」
村崎静香
(日本大学芸術学部 デザイン学科)
私がデザインを志したきっかけはディスプレイでした。
高校3年の秋、受験などの悩みで疲れているときクリスマスのディスプレイを見て感動したのを覚えています。デザインには人を感動させる力があるんだ、私も人に感動を与える仕事がしたい!そう思い、デザインの世界に入りました。
大学3年でこのコンペを知り、私も誰かに何かを贈るチャンスではないかと思いました。
コマツさんのワークショップで「夢を売る」と言うコンセプトでウィンドウには商品ではなくアートを飾っているのだと知りました。社長のお話を聞かせていただいたとき、人とのつながりを強く感じました。なので今まで私が感じた人のつながり、そしてみなさんも感じている人の大切さを表現しようと思いました。
作品名は「絆」です。
私たちは何かを伝えたい時、握手をします。手から伝わるものには言葉やメールにはない目には見えない何かがあるのではないのでしょうか?人から人へ手を通して伝わる気持ちや感謝を私なりのかたちにしました。
アートという今まで踏み入ったことのない世界だったので生み出す苦労はありましたが、先生や周りの友達の助けもあり、受賞・実現することができました。
私はこのコンペを通して人として一番大切なことを学び、私を取り囲む大きな存在に気付かされました。
私の夢を自分のことのように応援してくれた先生。
困っている時に助けてくれる友達。
口に出さなくても見守ってくれている両親・・・
その全てが今の私を作ってくれたのだと思います。
作品の制作に入る前にどうしてもやっておきたいことがありました。
私は今まできちんとありがとうが伝えられただろうか。まだ言っていないありがとうがたくさんあるのではないか。身近な人にほど言えないものです。それを言いに恩師や友達を訪ねました。するとみんな自分のことのように喜んでくれ、本当にうれしかったです。自分はこんな人たちに守られているのだと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
みなさんもまだ言っていないありがとうを思い出してみて下さい。そこには人への感謝、人の大切さ、自分を取り囲むあたたかさに気付くはずです。
この作品にたどり着くまで本当に多くのみなさんの助けがありました。
コマツの山下さん、花木さんを始め、そっと背中を押してくれた長沢先生、熊谷先生。辛いときに助けてくれた古沢くん、薊くん。その他、多くの方々にたくさんのものをいただきました。本当にありがとうございます。
最後に、この作品を通してみなさんの人の絆が深まることを願っています。